先々のことを見据えることは今の生活の中でも役立つこと
先日ベテランの大工さんとお話をさせて頂く機会がありました。
長年数寄屋造りをされてきた方で、
このような建物を建ててきた方です、すごいです!すごいですよねこれ!
こちらの方です。
縮こまった私はお話を聞くだけで精いっぱいですみっこで固まっていました。
そしてご自身の年齢のことも考え、高齢になっても暮らしやすい家づくりにシフトされているようで、
「サニタリーシステム」というプランについてお話を聞かせてもらえました。
要するに
このように「ホテルの部屋のように、寝室とお風呂、トイレ、洗面所の行き来をしやすくする作り」のようです。
寝室に直接水回りを設置しなくても、たとえば将来壁一枚壊せばすぐに水回りに行けるような
動線の間取りを作っておくということもあるそうです。
大体お風呂や洗面などは1階に作ることが多いので、新築の際は1階に将来寝室にできる部屋を作っておき、
その部屋と水回りとの動線も短距離で済むように作り、老後に備えておくとのこと。
他にもいくつか間取りを見させて頂いて私がびびっと反応したのは、
「リビングに面したサンルームに置かれた洗濯機」でした。
これ絶対便利ですよね!
私は間取りを考えるときにいつも引っかかるのが、
「洗面所、脱衣場、ランドリールームの線引き」です。
服を脱いだ場所に洗濯機があるのがいいのか、干す場所に洗濯機があるのがいいのか。
これはそれぞれの生活スタイルによって答えは変わってくるとは思うんです。
①浴室乾燥でいいという人は、洗面所=脱衣場に洗濯機があったほうが便利ですし、
②なるべく日光に当てて干したい方は、ベランダやサンルームの近くに洗濯機があったほうが便利ですし、
③すぐに洗濯物をしまいたいということに重きを置く場合は、
物干し場とクローゼットが近くにあったほうがいいことになりますし・・・。
サンルームに洗濯機ということは、②の人にとって最も効率のいい動線になると思います。
濡れた洗濯物をカゴに詰めて、物干し場まで移動するのって、結構な重労働ですしね。
あと,意外と洗濯物を畳むときに音楽を流したり映像を流したりしたいという方が多いんですよね。
うちの主人もそうです、畳むときにはyouubeなどをセットしてからというタイプです。
なので、
サンルームで洗濯機をまわす→そのままそこに干す→取り込む→ゆっくり畳む→帰宅した家族に洗濯物を持って行ってもらう
という流れがとてもスムーズに行えるんですよね。
将来的な生活動線を考えておくことは、今の生活を楽にすることにも直結してるんですね。
生活動線、家事動線の大切さを改めて考えさせられました。