整理収納についての考え方

整理収納セミナーへの参加を考えてくださっている方へ。

整理収納というと、SNSや雑誌でよく見かけるような、統一されたサイズの箱にきっちりと日用品が詰まっている場面をイメージされる方が多いと思います。私も、あのようにすっきりと物が収まっている様子は素敵だと思います。見ていて気持ちいいですよね。
しかし、整理収納=きっちり箱詰めというわけではないということを、予め了承して頂きたいです。
整理収納の定義など、細かいことはセミナーで説明させていただきます。
ここでは、「私が思う整理収納とは」ということを、お話していきますね。

私のお話を聞いて下さる方には、ものを整理収納することにより、自分自身の生活やライフスタイルに目を向けていってほしいです。
そして、自分にとって何が必要なのかということを考え、確信し、自分のための人生を歩んで行ってほしいと思っています。
身近なものを整理収納することは、そのための第一段階だと思っています。
例えば、自分の生活にはキッチンスポンジがいくつ必要なのか、安い時に3パックまとめ買いする必要は本当にあるのか。
キッチンスポンジ2パック分の隙間や金額を、何か他のことに使えるのではないか。
たかがキッチンスポンジ、されどキッチンスポンジ。
日常生活はたくさんのもので成り立っています。なので、もしかしたら私たちはいつの間にか、キッチンスポンジ2パック分では済まないほどのスペースやお金を、本当に自分が必要としていることに使えていないのではないでしょうか。
自分が本当に必要としているものかそうでないか、それを見極めるための手段が、有名な「全出し→判別→処分」です。
そうして家の中にあるものと向き合っていく中で、きっと自分にとって必要なもの、大切なものが見つかると思います。
あるいは、すでに大切に思っていたけれど、様々な事情で遠のいてしまっていたものに再度目を向け、整理収納によって生み出されたお金やスペースや時間を、その大切なもののために使っていってほしいです。いえ、むしろその大切なもののために他のものは最小限でいいんだということに気付いてほしいです。人生は有限です。大切な家族と、大切な自分のためにこそ、時間もお金もスペースも使ってほしいです。
物を捨てることは苦手だ、罪悪感を感じるという方はとても多いです。しかし、自分の大切なもののための居場所づくりと考えれば、少しは前向きな気持ちで作業を行っていくことができるのではないでしょうか?

そして、必要最小限に管理された日用品たちを見栄えよく納めた姿が、整理収納のイメージの代名詞にもなっている、あのきっちり箱詰めされた姿なんです。
自分にとって必要なものを見極められた人たちは、あの箱が無くても一定量を維持し続けることができます。しかし、それがまだ不確定な人たちのためには、「ここに収まる分だけ!」という可視化された目標が必要です。そのためにはきっちり箱詰めという手段も必要です。しかし、いつも使っているはずの日用品のサイズが変更され、箱に収まりきらなくなってしまった場合、今度は箱の買い替えが必要になってしまいます。一つがずれれば、すべてがずれていってしまいます。今まで作り上げた可視化された目標が一旦崩れてしまうと、しっかりと自分の必要量を把握できてない人は、きっと整理収納を学ぶ前に戻ってしまうでしょう。

だからお願いです。きっちり綺麗に箱詰めにすることを、整理収納のゴールにしないでください。

もちろん、キッチン用品、清掃用品などの細々としたものの収め方もセミナーではお話します。それを知っていなければ、整理収納は出来ません。しかし、整理収納を学び、自分にとっての必要量を把握したことがゴールではないということは、ご理解ください。
先ほども述べましたように、
ものを整理収納することにより、自分自身の生活やライフスタイルに目を向けていってほしいです。
そして、自分にとって何が必要なのかということを考え、確信し、自分のための人生を歩んで行ってほしい

それが整理収納アドバイザーという立場を通して、皆さんに私がお伝えしたいことです。


長々とお話してしまいましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。